卒業論文リスト
Year Name Title
2013 Y. Minami 集材作業の生産性に影響を及ぼす作業条件の抽出
2012 H. Kikushima ビッターリッヒ法の原理に基づく自動検出による林分材積測定
2012 H. Takahashi 自伐林家の木材生産における林業機械共同所有の有用性の検討
2011 N. Okamoto ハーフトラック型アーティキュレート車両の旋回運動に関する力学的考察
2011 T. Doi 提案型集約化施業における契約方法についての考察
2011 M. Yoshida 林地残材の破砕工程と運搬コストの関係
2010 H. Aizawa 作業道木製構造物の経年変化
2010 J. Kusahana ヒノキ人工林における作業道周辺の下層植生と土壌物理性
2008 H. Satake 国内各地域における木質バイオマスエネルギー利用可能性に関する研究
2007 Y. Iwasaki 森林内道路歩行時の勾配と運動強度の関係

卒業論文のテーマは多岐にわたり、1年という短い間ですが各自がテーマを決めて研究をします。
2007年の卒業論文「森林内歩行時の勾配と運動強度の関係」では、実際に数名が心拍数を計測しながら森林内道路を歩き、勾配と運動強度の関係を議論しました。
北演歩行実験路
この実験路は北海道演習林です。
林内歩行はエコツーリズム以外にも、森林利用学の分野では林内作業時の歩行強度や労働負荷に関係するテーマとして古くより研究され、現在熱帯地方などの作業環境改善や労働災害の観点から注目が集まっています。

2011年の論文「ハーフトラック型アーティキュレート車両の旋回運動に関する力学的考察」は森林利用らしいテーマで、当時開発された国産ハーフトラック型アーティキュレート車両の利点である旋回運動時の轍の軌跡を現地調査により測定し、理論的な考察を加えて議論しました。最新鋭の機械の調査機会はタイミングも大事ですが、当研究室の醍醐味であるといえます。その他に2010年の二つの論文も作業道に関する研究であり、当研究室ならではです。

2012年の論文「自伐林家の木材生産における林業機械共同所有の有用性の検討」は、実際に自伐林家のお宅に訪問し、インタビューをして自伐林家の機械所有の実情を伺い、林業関係誌の文献調査結果と合わせて、自伐林家の機械化という課題を議論しました。機械化と言えば大型で大規模というイメージですが、多様な林業があってしかるべきであるという考えのもと独自にテーマを設定し、インタビューと文献調査という手法で研究を行った例です。同様に、2011年の論文「提案型集約化施業における契約方法についての考察」では、森林経営のコンサルタント会社へインターンシップをしながら調査をし、そのデータを用いて事業費や契約形態について論じました。

これらは利用学と他研究室のテーマにまたがる研究テーマであり、1分野にとどまらない研究も多くあります。各自の興味や得意分野(コンピュータープログラミング、統計学、会計学、フィールドワーク活動など)を生かし、研究機会や助言をもらいながら研究ができます。